メディア・スタディーズ

吉見俊哉 編

既存のマス・コミュニケーション研究やメディア論のパラダイムを内側から喰い破っていく試みとして、ここにメディア・スタディーズを構想。文学的なメディアや映画、ポピュラー音楽などがこの構想の射程に含まれるのはいうまでもないが、同時にテレビや新聞、雑誌、広告、マンガなどがメディア・スタディーズにとって中核的な探究のフィールドとして焦点化されなければならない。マクルーハン風にいうならば、概して「冷たい」メディアに属するこれらは日常生活と切れ目なくつながっており、テクスト論的なアプローチには限界がある。メディアを作者の意図や意味が結晶化されている媒体としてではなく、その前にたむろし、往来する散漫なまなざしが作用していく集合的な身体力学の場として捉え直していかなければならないのである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 メディア・スタディーズのために
  • 1 メディアの存在する地平(経験としての文化、言語としての文化
  • 生産手段としてのコミュニケーション手段 ほか)
  • 2 メディアを語る言説(メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築
  • メディア文化研究におけるジェンダー ほか)
  • 3 オーディエンスのいる場所(テレビジョン、オーディエンス、カルチュラル・スタディーズ
  • 経験的オーディエンス研究の政治性について ほか)
  • 4 メディア=空間の史層(家庭の理想型と家族の娯楽
  • 初期映画/後期映画 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 メディア・スタディーズ
著作者等 Ang, Ien
Hansen, Miriam
Morley, David
Silverstone, Roger
Spigel, Lynn
Williams, Raymond
中村 秀之
伊藤 守
北田 暁大
吉見 俊哉
土橋 臣吾
小野 俊彦
山口 誠
成実 弘至
毛利 嘉孝
瓜生 吉則
石田 佐恵子
若林 幹夫
難波 功士
書名ヨミ メディア スタディーズ
シリーズ名 Serica archives
出版元 せりか書房
刊行年月 2000.4
ページ数 309p
大きさ 21cm
ISBN 4796702245
NCID BA4641510X
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20058895
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
テレビジョン、オーディエンス、カルチュラル・スタディーズ デビッド・モーレー, 成実 弘至
テレビジョン、存在論、移行対象 ロジャー・シルバーストーン, 伊藤 守, 土橋 臣吾
フィルム・ノワール/ディスクール・ノワール : 国民映画と芸術性 : 一九三八~一九四九年 中村 秀之
マンガを語ることの「現在」 瓜生 吉則
メディア・スタディーズにおける「階級」概念の再構築 伊藤 守
メディア・スタディーズのために 吉見 俊哉
メディア文化研究におけるジェンダー : あるいはジャンル研究の含意 石田 佐恵子
ヴァルター・ベンヤミン : 反メディア論的省察 : 「メディア」論の文体をめぐって 北田 暁大
初期映画/後期映画 : 公共圏のトランスフォーメーション ミリアム・ハンセン, 瓜生 吉則, 北田 暁大
反転する抵抗 : メディア・スタディーズがなぜ必要か 毛利 嘉孝
家庭の理想型と家族の娯楽 : ヴィクトリア朝時代から放送の時代まで リン・スピーゲル, 山口 誠
広告を文化研究するということ 難波 功士
生産手段としてのコミュニケーション手段 レイモンド・ウィリアムズ, 小野 俊彦
経験としての文化 言語としての文化 : 初期カルチュラル・スタディーズにおける「メディア」の位相 吉見 俊哉
経験的オーディエンス研究の政治性について イエン・アング, 山口 誠
都市とメディアの交わる場所 : 都市論のトポス、メディア論のトポス 若林 幹夫
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