野村真理 著
19世紀末からホロコーストの前夜までウィーンのユダヤ人社会は、「しかし」から「しかし」へと、「こだわり」から「こだわり」へと揺れ続けた。ユダヤ人は、多民族国家ハプスブルクを礼讃しつつも、そこでの民族共存が幻想にすぎなかったことを知り、みずからユダヤ民族主義へと走りつつも、民族自決の限界と危険性を認識したのである。本書は、ウィーンのユダヤ人社会の体験に取り組んだ研究である。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ