氣多雅子 著
ニヒリズムの輻輳した歴史性を主題化するにあたり著者は、ハイデッガーの「存在歴史的思惟」を手がかりとしつつ、仏教の問題境域において「始源的なもの」がどのように追究されてきたかを論じる。そして"布施"の考察を通して、仏教の伝統のなかに現代世界の閉塞状況を打破する新たな「自己」の成立が、いま明らかにされる。現代のニヒリズムを解明し、ニヒリズムを引き受けニヒリズムを生き抜く、宗教哲学的思索の書。
「BOOKデータベース」より
博士論文;博士論文
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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