限界芸術論

鶴見俊輔 [著]

芸術と生活の境界に位置する広大な領域、専門的芸術家によるのでなく、非専門的芸術家によって作られ大衆によって享受される芸術、それが「限界芸術」である。五千年前のアルタミラの壁画以来、落書き、民謡、盆栽、花火、都々逸にいたるまで、暮らしを舞台に人々の心にわき上がり、ほとばしり、形を変えてきた限界芸術とは何か。その先達である柳宗悦、宮沢賢治、柳田国男らの仕事をたどり、実践例として黒岩涙香の生涯や三遊亭円朝の身振りなどを論じた、戦後日本を代表する文化論。表題作『限界芸術』に加え、芸術の領域での著者の業績がこの一冊に。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 芸術の発展
  • 大衆芸術論
  • 黒岩涙香
  • 新聞小説論-高木健夫『新聞小説史稿』を読んで
  • 円朝における身ぶりと象徴
  • 『鞍馬天狗』の進化
  • まげもののぞき眼鏡
  • 冗談音楽の流れ
  • 一つの日本映画論-「振袖狂女」について
  • 現代の歌い手
  • 国民文化論

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 限界芸術論
著作者等 鶴見 俊輔
書名ヨミ ゲンカイ ゲイジュツロン
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 1999.11
ページ数 462p
大きさ 15cm
ISBN 4480085254
NCID BA44093512
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全国書誌番号
20024310
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言語 日本語
出版国 日本
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