今昔物語集の世界構想

前田雅之 著

今昔物語集の「世界」はいかなる論理に基づいて構想され、テクスト内に具現化されたか、或は、されなかったのか。可能態のまま封殺された「今昔」の達成と破綻を考察。今昔物語集に蠢く人類の性としての欲望を追う。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 1部 仏陀・仏法・聖徳太子(仏陀と天竺-天竺化をめぐって
  • 仏陀・阿難・仏法-媒介者の役割 ほか)
  • 2部 歴史叙述と編纂意識(平安期説話集の歴史叙述と今昔物語集
  • 三国意識と自国意識-本朝仏法伝来史の歴史叙述 ほか)
  • 3部 天皇・<公>・国家(仏法と王法-別種の仏法王法相依論
  • 三国世界の王と天皇-遍在する天皇と本朝 ほか)
  • 4部 世界構想と反世界=ノイズ(構築と破壊の迫で-普遍性・個別性、そしてノイズ
  • 似而非なる世界-<漢的>言説との絶望的な距離 ほか)

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序 今昔物語集の世界構想をめぐって / p1
  • 1 はじめに / p1
  • 2 今昔物語集の研究史から / p2
  • 3 本書の構成 / p6
  • I部 仏陀・仏法・聖徳太子
  • 1章 仏陀と天竺 天竺化をめぐって / p11
  • 1 はじめに / p11
  • 2《仏》の時空世界=<天竺> / p12
  • 3<天竺化>の諸相 / p16
  • 4 おわりに / p18
  • 2章 仏陀・阿難・仏法 媒介者の役割 / p21
  • 1 はじめに / p21
  • 2《仏》の意味するもの / p22
  • 3《仏》の「法」 / p29
  • 4《仏》から<仏法>へ / p33
  • 5 おわりに / p38
  • 3章 仏法・仏道・三宝《他者》としての「仏法」 / p39
  • 1 はじめに / p39
  • 2 <仏法>の意味的領域と対立語としての「世間」 / p41
  • 3 <仏法>と「仏道(仏ノ道)」・「三宝」 / p55
  • 4 おわりに / p72
  • 4章 仏陀・僧・聖徳太子 / p75
  • 1 仏陀・公・聖徳太子 / p75
  • 2 僧伝 / p79
  • 3 平安期説話集の聖徳太子(伝) / p86
  • II部 歴史叙述と編纂意識
  • 1章 平安期説話集の歴史叙述と今昔物語集 / p99
  • 1 はじめに / p99
  • 2『日本霊異記』~の歴史叙述 / p103
  • 3『三宝絵』・『日本往生極楽記』『法華験記』の歴史叙述 / p107
  • 4 今昔物語集の歴史叙述 / p112
  • 5 おわりに / p118
  • 2章 三国意識と自国意識 本朝仏法伝来史の歴史叙述 / p120
  • 1 はじめに / p120
  • 2 巻十一1~3のもつ意味 / p121
  • 3 3話の欠脱と自国意識-三国意識 / p123
  • 4 巻十一・1~12話と自国意識 / p125
  • 5 本朝仏法史と自国意識 / p128
  • 6 おわりに / p132
  • 3章 本朝仏法史の基底 寺院建立話群の歴史意識 / p133
  • 1 はじめに / p133
  • 2 説話の排列 / p135
  • 3 寺院建立話の形成 / p143
  • 4 寺院建立話のイデオロギー / p146
  • 5 おわりに / p150
  • 4章 震旦「国史」の構想 仏法と王権の同時発生 / p154
  • 1 はじめに / p154
  • 2「国史」と泰始皇 / p155
  • 3 説話排列と説話連想の相関が齎したもの / p162
  • 4 おわりに / p168
  • 5章 排列意識と連想意識 巻五「仏前」の内的世界 / p170
  • 1 はじめに / p170
  • 2 巻五の目録標題 / p172
  • 3 1話~6話の説話俳列-脱話連想 / p174
  • 4 13話・14話の意味するもの / p176
  • 5 22話と動物話群 / p178
  • 6 29話~32話の位相 / p181
  • 7 おわりに / p183
  • III部 天皇・<公>・国家
  • 1章 仏法と王法 別種の仏法王法相依論 / p187
  • 1 はじめに / p187
  • 2 仏法王法相依論の論理構造と概念 / p189
  • 3 今昔物語集の<仏法>と<王法> / p192
  • 4 おわりに / p210
  • 2章 三国世界の王と天皇 遍在する天皇と本朝 / p212
  • 1 はじめに / p212
  • 2 偏在する「天皇」 / p213
  • 3 本朝における「天皇」と「帝王」 / p216
  • 4 自国意識と天皇 / p220
  • 5<公>と天皇 / p222
  • 6 おわりに / p228
  • 3章 本朝<国家>像の達成 擬似律令国家への夢想 / p229
  • 1 はじめに / p229
  • 2 外在する思想状況と今昔物語集の三国と自国 / p230
  • 3<国家>の諸相 / p235
  • 4 おわりに / p245
  • 4章<公>・<ム>・「世俗」 新たな公への対処 / p247
  • 1 はじめに / p247
  • 2 中世の創始と院政期 / p248
  • 3 説話集におにる<世俗>の形成 / p252
  • 4 今昔物語集における<世俗>と「公共性」 / p258
  • 5 おわりに / p271
  • 5章<神>の存在形態 周縁的存在としての<神> / p272
  • 1 はじめに / p272
  • 2 「神祗」と「仏法」・「国家」・「天皇」 / p274
  • 3 <神>の諸相 / p285
  • 4 おわりに / p316
  • IV部 世界構想と反世界=ノイズ
  • 1章 構築と破壊の迫で 普遍性・個別性、そしてノイズ / p321
  • 1 はじめに / p321
  • 2 普遍性と個別性をめぐる基礎論的考察 / p322
  • 3 巻三十・三十一「付雑事」をめぐって / p335
  • 4 おわりに / p341
  • 2章 似而非なる世界<漢的>言説との絶望的な距離 / p342
  • 1 はじめに / p342
  • 2 対象としての震旦部 / p344
  • 3 巻七・26話を読む / p346
  • 4 おわりに / p360
  • 3章 異国・異人と御霊 ザインとゾルレンの境目 / p361
  • 1 異国と異人 / p361
  • 2 御霊の非在と実在 / p371
  • 4章 体系的思考の達成と陥穽 今昔物語集と近代日本 / p380
  • 1 はじめに / p380
  • 2「愚」への郷愁と今昔物語集の裏切り / p383
  • 3 愚行への視線 / p388
  • 4 おわりに / p395
  • 5章 今昔物語集のたゆたい・可能性・アイロニー / p397
  • 1 はじめに / p397
  • 2 鈴鹿本における空白部分が示唆するもの / p400
  • 3 鈴鹿本における目録標題-本文標題の関係 / p408
  • 4 おわりに / p428
  • 注 / p433
  • 初出一覧 / p490
  • あとがき / p495
  • 事項索引 左開 / p1
  • 今昔物語集巻・各話別索引 左開 / p25

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 今昔物語集の世界構想
著作者等 前田 雅之
書名ヨミ コンジャク モノガタリシュウ ノ セカイ コウソウ
出版元 笠間書院
刊行年月 1999
ページ数 536p
大きさ 22cm
ISBN 4305701987
NCID BA44015949
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全国書誌番号
20084127
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言語 日本語
出版国 日本
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