大地と神々の共生 : 自然環境と宗教

鈴木正崇 編

20世紀は科学的な思考が一般化した時代であった。その結果として、因果律にもとづいて合理的に物事を考える発想が普及して、自然界の法則性をあきらかにし、環境を操作して人間の役に立たせるという方向性が強まった。その結果は、開発という名の自然破壊であった。国連の機関から民間の市民団体にいたるまで、多くの人びとが真剣な実践を迫られている地球環境問題は、あまりに複雑に多くの要因が絡みあうために、単純な論理では解決がつかない。むしろ、もとめられているのは、開発に一定の歯止めをかける非因果論的な説明である。こうした時代に、あらたに構築する思想の核を形成するものとして、浮かび上がってきたのは意外にも宗教であった。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 環境の哲学(感応する大地-風水
  • 物語世界と自然環境-西アフリカの漁民集団ボゾ
  • 環境観と神観念)
  • 第2部 聖地の現在(豊饒の死者-南インドの荒森
  • 儀礼がつくる環境世界-バリ島の伝統慣習と環境保全
  • 祠と水と人-雲南省西双版納タイ族自治州、タイ・ルーのシンボリズムと「環境」観)
  • 第3部 生業と世界観(生きている山、死んだ山-ペルーアンデスにおける山の神々と人間の互酬的関係
  • トナカイと生きる-環北極民族サーミ人の生業構造とアニミズム世界の復権)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 大地と神々の共生 : 自然環境と宗教
著作者等 田中 耕司
福井 勝義
秋道 智弥
鈴木 正崇
書名ヨミ ダイチ ト カミガミ ノ キョウセイ : シゼン カンキョウ ト シュウキョウ
シリーズ名 講座人間と環境 / 福井勝義, 秋道智彌, 田中耕司 企画編集 第10巻
出版元 昭和堂
刊行年月 1999.10
ページ数 257, 4p
大きさ 21cm
ISBN 4812299209
NCID BA43470961
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全国書誌番号
20004798
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言語 日本語
出版国 日本
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