通信業界はいまや、1985年にはじまった電気通信市場の自由化以来、まさに第二の激動期にある。今後も通信業界の巨人として存立することになったNTTも、日本テレコム(JT)や第二電電(DDI)、KDDなど他の事業者も、今後のデジタル・ネットワーク革命と激しさを増す国際競争の中で生き残っていけるか、本当の意味での正念場を迎えることになる。本書はこうした通信業界をめぐるここ数年の大きな流れと通信市場や業界の現状および今後の展望を解説しつつ、主要企業のプロフィールなどにも力を入れ、時間的には99年3月末ぐらいまでの動きを収録した。
「BOOKデータベース」より