人は時間の流れの中で、からだばかりでなく、考え方や人間関係などにおいてさまざまな変化を経験する。本書は、生を受けてから死にいたるまで続くこの発達的な変化について、胎児期・乳児期・幼児期・学童期・青年期・成人期・中年期・老年期の8つの時期にわけて解析し、その結果得られた多くの興味深い現象や仮説を解説したものである。さらに、これまでの発達心理学の研究がどのようなアプローチで進められてきたか、主要な発達理論にどのようなものがあるかなど、発達心理学の枠組みも易しく解説しているので、大学生、短大生、あるいは発達心理学に興味を持ちはじめた人への入門書に好適である。
「BOOKデータベース」より