慶安御触書成立試論

山本英二 著

江戸時代でもっとも有名な法令である「慶安御触書」は、いまだかつて日本全国のどこからも、発令された慶安二年当時の現物が発見されていない。このことから、偽文書ではないかと研究者の間で論争となっている。本書では、「慶安御触書」がいったい元々はどのような史料であったのか、そして、いつ「慶安御触書」として登場したのか。それは、近代歴史学の歩みや戦後歴史学の中でどのような位置を占めてきたのかについて明らかにする。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 「慶安御触書」研究の成果と課題
  • 慶安御触書の源流
  • 「百姓身持之事」から「百姓身持之覚書」へ
  • 「百姓身持之事」流布過程の考察
  • 「条令拾遺」の書誌学的考察
  • 「条令拾遺」所収「百姓身持之覚書」および「検地掟」の歴史的性格
  • 文政十三年美濃国岩村藩「慶安御触書」出版とその歴史的意義
  • 全国における「慶安御触書」の受容とその特徴(その1
  • その2)
  • 「慶安御触書」から見た十九世紀の政治社会と日本の近代化

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次
  • 序章 「慶安御触書」研究の成果と課題 / p1
  • 一 教科書のなかの「慶安御触書」 / p1
  • 二 研究史のなかの「慶安御触書」・戦前編 / p8
  • 三 研究史のなかの「慶安御触書」・戦後編 / p10
  • 第一章 慶安御触書の源流 / p21
  • 一 元禄十年甲府徳川藩「百姓身持之覚書」の再発見 / p21
  • 二 秋山本「百姓身持之事」の発見とその史料的意義 / p26
  • 三 秋山本「百姓身持之事」の条文異同 / p28
  • 四 秋山本「百姓身持之事」の史料価値とその限界 / p38
  • 五 土屋本「勧農御触書資料」の再発掘 / p39
  • 六 土屋本「勧農御触書」の内容構成 / p42
  • 第二章 「百姓身持之事」から「百姓身持之覚書」へ / p50
  • 一 時代性と地域性 / p50
  • 二 削除された条文の意味するもの / p59
  • 第三章 「百姓身持之事」流布過程の考察 / p79
  • 一 宝暦八年下野国黒羽藩「百姓身持教訓」 / p79
  • 二 「百姓身持教訓」の条文構成 / p80
  • 三 「百姓身持教訓」の内容検討 / p81
  • 四 黒羽藩「百姓身持教訓」流布の意義と特徴 / p87
  • 五 黒羽藩農村教化政策と鈴木武助正長 / p91
  • 第四章 「条令拾遺」の書誌学的考察 / p97
  • 一 「条令拾遺」の研究史 / p97
  • 二 田安家旧蔵「条令拾遺」の書誌学的考察 / p100
  • 三 「条令」および「条令拾遺」成立の時代背景 / p104
  • 四 二次史料にみる「条令拾遺」 / p107
  • 五 中里仲舒と「記録解題」 / p113
  • 六 「記録目録」と「記録解題」 / p115
  • 第五章 「条令拾遺」所収「百姓身持之覚書」および「検地掟」の歴史的性格 / p120
  • 一 「条令拾遺」収録法令類の特徴 / p120
  • 二 「条令拾遺」の項目編成 / p122
  • 三 忠左衛門の人物比定 / p125
  • 四 分地制限令をめぐる研究史 / p126
  • 五 甲府徳川藩領の分地制限令 / p131
  • 六 「条令拾遺」所収「検地掟」の成立年次に関する考察 / p134
  • 七 慶安三年信濃国佐久郡下桜井村五人組帳と「百姓身持之覚書」 / p141
  • 第六章 文政十三年美濃国岩村藩「慶安御触書」出版とその歴史的意義 / p147
  • 一 文政十三年美濃国岩村藩「慶安御触書」の出版事情 / p147
  • 二 岩村藩「慶安御触書」配布の特徴 / p154
  • 三 岩村藩版「六諭衍義大意」と「農喩」 / p156
  • 四 文政十三年岩村藩版「慶安御触書」の歴史的意義と伝来の謎 / p159
  • 第七章 全国における「慶安御触書」の受容とその特徴・その一 / p164
  • 一 信州の「慶安御触書」 / p165
  • 二 天保六年越後国椎谷藩「慶安御触書」 / p175
  • 三 筑前国秋月藩「慶安御触書」文化十三年採用説の再検討 / p178
  • 第八章 全国における「慶安御触書」の受容とその特徴・その二 / p188
  • 一 遠江国掛川藩「慶安御触書」の受容年次 / p188
  • 二 天保元年上野国沼田藩「慶安御触書」 / p196
  • 三 天保八年備中国成羽知行所「慶安御触書」 / p201
  • 四 その他の慶安御触書 / p206
  • 五 水戸藩と「慶安御触書」 / p212
  • 終章 「慶安御触書」から見た十九世紀の政治社会と日本の近代化 / p220
  • 一 「慶安御触書」と十九世紀前半の社会情勢 / p220
  • 二 寛政三年「町法被仰渡書」木版印刷の経緯とその意義 / p226
  • 三 「慶安御触書」と近代 / p232
  • まとめと課題-あとがきにかえて- / p247
  • 参考史料・年未詳「百姓身持之事」 / p251

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 慶安御触書成立試論
著作者等 山本 英二
書名別名 慶安 御触書 成立
出版元 日本エディタースクール出版部
刊行年月 1999.2
ページ数 257p
大きさ 22cm
ISBN 4888882886
NCID BA40855970
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全国書誌番号
99073905
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言語 日本語
出版国 日本
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