ドイツ住宅問題の政治社会史 : ヴァイマル社会国家と中間層

後藤俊明 著

本書はこれまで十年余りの間に書き綴ってきた文章を、ヴァイマル共和国期住宅問題の政治社会史的考察というテーマのもとへまとめたものである。本書に収めるにあたり論旨をよりいっそう明快にすべく、一部の論文では加筆補正を行い、また大半の論文については大幅な削除と組み替えを施した。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 第1章 第一次世界大戦期における住宅政策の転換
  • 第2章 借家人保護政策と社会的国家干渉
  • 第3章 住宅建設における国家助成政策の開始
  • 第4章 ヴァイマル初期の住宅建設助成政策と財源調達問題
  • 第5章 インフレ利得の再分配をめぐる社会紛争-増額評価問題と家賃税の導入
  • 第6章 1920年代における社会的住宅建設の展開
  • 第7章 ヴァイマル政党政治と家主層
  • 終章 ヴァイマル社会国家と住宅問題

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 論文目録
  • 序論 / p15
  • 第一章 第一次世界大戦期における住宅政策の転換 / p43
  • はじめに / p45
  • 第一節 限界づけられた公的干渉-大戦前の住宅対策- / p46
  • 1 住宅問題と公的干渉 / p46
  • 2 ゲマインデの住宅対策とその反対派 / p49
  • 第二節 出征者家族の保護と家主の救済 / p54
  • 1 家賃支払猶予令と家主層 / p54
  • 2 家主層への部分的モラトリアム / p59
  • 第三節 借家人保護立法の開始 / p61
  • 1 住宅建設の衰退 / p62
  • 2 帝国議会の決議と住宅改革運動の高揚 / p63
  • 3 七月布告の制定 / p71
  • 4 七月布告をめぐる論争と成果 / p74
  • 第四節 借家人保護と戦時社会-結びに代えて- / p79
  • 第二章 借家人保護政策と社会的国家干渉 / p99
  • はじめに / p101
  • 第一節 ヴァイマル初期の住宅市場 / p103
  • 第二節 法定家賃制度による家賃規制 / p108
  • 1 プロイセン最高家賃令の導入 / p109
  • 2 プロイセン最高家賃令をめぐる紛争 / p115
  • 3 全国家賃法の成立過程 / p122
  • 4 法定家賃制度の実施とその影響 / p131
  • 第三節 住宅不足法と借家人保護法 / p142
  • 1 住宅利用の公的規制と住宅割当制度 / p142
  • 2 解約告知権濫用の制限 / p156
  • おわりに / p160
  • 第三章 住宅建設における国家助成政策の開始 / p175
  • はじめに / p177
  • 第一節 干渉主義的住宅政策への転換 / p179
  • 1 住宅改革派の建設助成構想 / p180
  • 2 帝国議会の決議 / p185
  • 第二節 国家助成政策の開始 / p188
  • 1 住宅建設費補助金制度の導入 / p188
  • 2 補助金制度の実施とその問題点 / p190
  • 3 ライヒ貸付金制度への転換 / p195
  • おわりに / p200
  • 第四章 ヴァイマル初期の住宅建設助成政策と財源調達問題 / p209
  • はじめに / p211
  • 第一節 往宅建設税構想とその理念 / p212
  • 1 ヴァーグナーの家賃税構想 / p213
  • 2 住宅建設税の基本理念 / p217
  • 3 第一次政府草案の内容 / p220
  • 第二節 住宅建設税をめぐる社会的諸利害-反対論を中心に- / p225
  • 1 住宅経済の自由化論-家屋土地所有者層 / p225
  • 2 借家人自治組織の構築-借家人層 / p231
  • 3 住宅制度の社会化から雇用優先へ-労働組合 / p235
  • 第三節 住宅建設税法案の審議過程 / p242
  • 1 国民議会における審議遅滞 / p243
  • 2 政府最終草案と議会諸政党 / p246
  • 3 暫定的妥協から法案成立へ / p252
  • 第四節 住宅建設助成政策の展開-隘路から破綻へ- / p256
  • 1 住宅建設税の増税 / p256
  • 2 住宅建設助成の隘路 / p260
  • 3 住宅建設助成政策の破綻 / p265
  • 第五節 インフレ期の住宅建設助成の意義と限界-結びに代えて- / p269
  • 1 住宅建設の量的成果 / p270
  • 2 公的助成拡大の客観的可能性 / p271
  • 3 住宅改革の理念と現実 / p277
  • 4 住宅建設における公益性の優位 / p282
  • 第五章 インフレ利得の再分配をめぐる社会紛争-増額評価問題と家賃税の導入- / p311
  • はじめに / p313
  • 第一節 インフレ以後の住宅政策構想-家賃税制の原型- / p317
  • 1 労働省の政策転換 / p317
  • 2 「家賃税法」草案の作成 / p319
  • 第二節 債権者運動と司法の動向 / p322
  • 1 債権者運動の形成とデューリンガー法案 / p323
  • 2 司法における増額評価承認の動き / p326
  • 3 最高裁判所の増額評価判決 / p328
  • 第三節 授権法体制における暫定的解決 / p333
  • 1 大蔵省の基本構想 / p333
  • 2 マルクス内閣における意見対立 / p338
  • 3 限定的増額評価への転換と議会諸政党 / p346
  • 第四節 第三租税緊急令の内容 / p353
  • 1 増額評価 / p353
  • 2 財政調整制度とインフレ利得税 / p357
  • 3 小括 / p366
  • 第五節 第三租税緊急令修正問題と社会的諸利害 / p369
  • 1 商工業の修正反対論 / p371
  • 2 労働組合と社会民主党の修正論 / p373
  • 3 債権者の反発とその政治的攻勢 / p376
  • 4 家主層の利害状況と緊急令批判 / p385
  • 第六節 インフレ利得再分配問題の制度的決着 / p396
  • 1 右翼中道ブロックの形成と経済党 / p396
  • 2 第三租税緊急令修正の政府草案 / p402
  • 3 大統領選挙と議会諸政党の攻勢 / p410
  • 4 与党の妥協による法案成立 / p413
  • 5 増額評価問題の決着と家主層 / p417
  • おわりに / p429
  • 第六章 一九二〇年代における社会的住宅建設の展開 / p461
  • はじめに / p463
  • 第一節 社会的住宅建設の前提諸条件 / p466
  • 1 ラントマンとマイ / p467
  • 2 公的助成制度の導入 / p473
  • 第二節 衛星都市構想の理念と現実 / p479
  • 1 衛生都市の理念 / p480
  • 2 衛星都市構想の思想的系譜 / p487
  • 3 衛星都市型団地の実態 / p491
  • 第三節 住宅建設の合理化-機能主義と規格化- / p503
  • 1 規格住宅とその機能性 / p503
  • 2 「家具のカオス」から機能的家具へ / p510
  • 3 パネル工法の実験 / p514
  • 第四節 社会的住宅建設の成果とその限界-結びに代えて- / p516
  • 1 公的助成の成果-統計的検証 / p516
  • 2 住宅難の継続と最小規模住宅への転換 / p521
  • 3 新しい住文化の創造? / p533
  • 第七章 ヴァイマル政党政治と家主層 / p557
  • はじめに / p559
  • 第一節 家主層の社会的構成と団体組織化 / p561
  • 1 家主層の社会的構成 / p561
  • 2 家主層の組織化の進展 / p570
  • 第二節 家主層の政治的結集 / p577
  • 1 選挙法改正と家主層の守勢 / p578
  • 2 ビュルガー・ブロック構想からの経済党へ / p581
  • 第三節 「中間層戦線」の構築? / p590
  • 1 議会選挙における経済党の躍進 / p590
  • 2 中間層イデオロギーの諸要素 / p596
  • 3 経済党の綱領-「ゲルリッツ指針」 / p600
  • 4 経済党の議会活動 / p607
  • 5 小括 / p615
  • 第四節 恐慌期の経済党と家主層 / p617
  • 1 ブリューニング内閣と経済党 / p617
  • 2 三〇年九月選挙と経済党の自己崩壊 / p624
  • おわりに / p634
  • 終章 ヴァイマル社会国家と住宅問題 / p655
  • 第一節 ヴァイマル住宅政策の総括的評価 / p657
  • 第二節 住宅制度と社会国家の問題性 / p673
  • あとがき / p687
  • 文献目録 / p43
  • 事項索引 / p17
  • 人名索引 / p5

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 ドイツ住宅問題の政治社会史 : ヴァイマル社会国家と中間層
著作者等 後藤 俊明
書名ヨミ ドイツ ジュウタク モンダイ ノ セイジ シャカイシ : ヴァイマル シャカイ コッカ ト チュウカンソウ
書名別名 Doitsu jutaku mondai no seiji shakaishi
出版元 未來社
刊行年月 1999.2
ページ数 693, 66p
大きさ 22cm
ISBN 4624321588
NCID BA40085807
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全国書誌番号
99081589
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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