<ゆらぎ>の日本文学

小森陽一 著

「日本=日本人=日本語=日本文学」。国家・民族・言語・文化を一体のものとして捉える等式の下に、作りあげられ、制度化された「日本近代文学」。二葉亭四迷、夏目漱石、谷崎潤一郎、宮沢賢治、中島敦…その「伝統」を最も直截に体現していると言われる表現者たちが、自明化したこの等式に抗いながら、むしろ複数の言語・文化の間を「ゆらいで」いたことを明らかにし、「近代文学史」という特権化された領域を懐疑するとともに、単一性神話に呪縛された「日本近代」をも問い直す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「日本文学」はいかに作られたのか(「ゆらぎ」としての近代散文
  • 引き裂かれる主体、夏目漱石)
  • 2 「日本語」への懐疑(マキノ語通信、牧野信一
  • 越境への意志、宮沢賢治
  • 身体と肉体-横光利一の変節)
  • 3 「物語」としての歴史、「歴史」としての物語(東から西へ、西から東へ-永井荷風の歴史 地政学的軌跡
  • 物語と歴史の間で-谷崎潤一郎の昭和
  • 自己と他者の「ゆらぎ」-中島敦の植民地体験
  • 死者と生者の間で-大岡昇平の戦後
  • 「日本語文学」のゆくえ)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 <ゆらぎ>の日本文学
著作者等 小森 陽一
書名ヨミ ユラギ ノ ニホン ブンガク
シリーズ名 NHKブックス
出版元 日本放送出版協会
刊行年月 1998.9
ページ数 318p
大きさ 19cm
ISBN 4140018399
NCID BA37631159
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全国書誌番号
20011218
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言語 日本語
出版国 日本
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