生田滋 著
インドネシアのスラウェシ島の東、ハルマヘラ島の西側にモルッカ諸島がある。ここは丁字(クローブ)の産地であり、中世の香料貿易の中心地の一つであった。一四九四年にポルトガルとスペインはトルデシリャス条約を結び、世界を二分割して自国の勢力範囲を定め、丁字の島をめざした。本書は十六世紀前半のモルッカ諸島を舞台とし、丁字貿易をめぐるポルトガル、スペイン、テルナテ王国などモルッカの諸王国の対立抗争をえがく。
「BOOKデータベース」より
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