二度と来ないバブルより、停滞経済の枠内で考える。マイナス成長、少子化,地球温暖化と21世紀はお先真っ暗!これまでは、閉塞した未来予測が多く元気がでなかった。だが、人口が減れば、環境や資源に対する圧力は弱まり、GDP(国内総生産)の減少率を人口減少率が上回れば、一人当たりの所得は逆に増えるはず、高齢化も75歳現役制とすれば、総人口に占める高齢者の率は変わらない。つまり、考えようによっては、今よりゆとりある生活がおくれるようになる!成長・拡大型社会はすでに終焉した。景気回復は当分ありえない。意識変革により現在の枠組みの中で、ゆとりある暮らしを考える方途が求められているのだ。本書は、人口波動を指標とした未来予測により、生活者の視点から、近未来社会を見通す意欲的な試み。
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