児玉善仁 著
中世イタリアの医療と患者の関係は「治療契約」に規定され、しかも医師には治癒させることが義務づけられていた。もともと医師は卑賤な職業とみなされていた…。このように、現代の「常識」とはおよそ異なる医学・医療の実態はどのようなものだったのか。また中世の人々の「病気」や「医療」に対する観念はいかなるものだったか。大学に「医学部」が誕生して医学の専門化が起こり、やがて継続的な治療を施す「病院」が成立する過程を追いながら、近代的な医学・医療の起源を明らかにする。
「BOOKデータベース」より
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