夏目漱石初期作品攷 : 奔流の水脈

硲香文 著

[目次]

  • 第1章 「倫敦塔」論-「怪しい女」が支える「幻想」
  • 第2章 「幻影の盾」論-Druerieに潜む重層
  • 第3章 「趣味の遺伝」論-『文学論』「仮対法」の実践
  • 第4章 「草枕」論-那美の物語としての「長良乙女伝説」
  • 第5章 「虞美人草」論-「原構想」から見た「道義」と「真面目」
  • 第6章 「第一夜」の逆説性-中国「再生譚」との類縁性
  • 第7章 「三四郎」前夜としての「第十夜」-ゴンチャロフ「オブローモフ」と庄太郎

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次
  • はじめに / p1
  • 第一章「倫敦塔」論-「怪しい女」が支える<幻想>- / p5
  • 一 従来評とその問題点-「幻想」性の未解明 / p5
  • 二 エインズワース「ロンドン塔」との比較-ジェーンの最期 / p6
  • 三 メリノ「シャルル十一世の幻想」との類縁性-血飛沫の描写 / p9
  • 四「空想」の性質-意識的<非現実> / p11
  • 五 シェイクスピア「リチャード三世」との比較-「怪しい女」に見える<母>像 / p14
  • 六「怪しい女」形象の意義-二つの<非現実> / p16
  • 第二章「幻影の盾」-Druerieに潜む重層- / p19
  • 一 作品成立の周囲 / p19
  • 二 舞台としての西洋中世-<宮廷風恋愛> / p20
  • 三 結末場面の背景-翳りある《異界》 / p24
  • 四 両義的-Druerie-ヴォルスンガ・サガとキーツ「聖アグネスの夕べ」 / p29
  • 五《罪》の「赤」-中世の「血」・「二十世紀」の「文明」 / p35
  • 六「夢のセオリー」からの乖離-作品世界の自律性 / p40
  • 第三章「趣味の遺伝」-『文学論』「仮対法」の実践- / p40
  • 一 従来評の概観 / p44
  • 二 D.G.ロセッティ「仲裁の聖アグネス」との共通点-「遺伝」する恋 / p44
  • 三 同時代への視線-日露《戦争》を伝える語彙 / p48
  • 四 アイロニーとしての「遺伝」理論-「涙」の意味 / p52
  • 第四章「草枕」論-那美の物語としての<長良乙女伝説>- / p56
  • 一 従来評における問題点-「非人情」と「憐れ」との矛盾 / p56
  • 二 那美像の問題-<長良乙女伝説>の未解明 / p57
  • 三<長良乙女伝説>の背景-乙女塚伝承(『万葉集』)と生田川伝説伝説(『大和物語』・『求塚』) / p58
  • 四 創作者としての那美-<長良乙女伝説>の成立 / p64
  • 五「非人情」の立場-創作における「真」と「美」 / p70
  • 六 創作の<聖地>としての那古井-那美のいる場所 / p76
  • 七「非人情」芸術論の展開-「人格」による読者の「感化」へ / p82
  • 第五章「虞美人草」論-<原構想>から見た「道義」と「真面目」- / p84
  • 一 執筆状況と従来の評価 / p84
  • 二「セオリー」としての「道義」-甲野の「謎」と「遥なる国」 / p85
  • 三「道義」と藤尾の死-「我」の断罪 / p89
  • 四「真面目」の変容-小野の転回 / p96
  • 五「真面目」の背景-漱石道徳観における「自己本位」 / p102
  • 六 二つの「教訓」-作品の内と外 / p105
  • 七 残された課題-「不安」の追究 / p107
  • 第六章「夢十夜」序論-「第一夜」の逆説性- / p110
  • 一「夢」が孕む問題と「夢十夜」論 / p110
  • 二 三つの<待つ>-《目的》と《期間》 / p111
  • 三「断片」の志向-女の支配という構図 / p113
  • 四<再生譚>I-イェーツ及びオウィディウスとの比較 / p115
  • 五「第四夜」の背景-仙界への関心 / p120
  • 六<再生譚>II-志怪・伝奇及び『聊斎志異』など漢文学との比較 / p123
  • 七「夢十夜」の原理としての<待つ> / p126
  • おわりに / p131
  • 《注》 / p134

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 夏目漱石初期作品攷 : 奔流の水脈
著作者等 硲 香文
硲香
書名ヨミ ナツメ ソウセキ ショキ サクヒンコウ : ホンリュウ ノ スイミャク
出版元 和泉書院
刊行年月 1998.2
ページ数 254p
大きさ 22cm
ISBN 4870889013
NCID BA34989520
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
98087576
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言語 日本語
出版国 日本
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