軽部征夫, 花方信孝 著
体内に病原菌が侵入すると、植物は細胞の中にファイトアレキシンという毒を作って、病原菌を迎え撃ちます。病原菌の表面の構成を感じとり、無害な微生物か病原菌かを判断し、ファイトアレキシンを作るのです。一見単純そうな植物も、私たちエンジニアがそのメカニズムを細かく観察すると、巧妙さと合理性に驚かされます。二一世紀を迎えようとしている今、植物のそのソフトなパワーは、私たちバイオエンジニアが目指す次世代マシーンの究極の姿なのです。
「BOOKデータベース」より
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