お金を勘定するのにも、ものの大きさを測るにも、その基準となる単位が必要。だが、単位や、それをある具体的な量で示したものである「標準」は、約束事であり、見かけ上の整合性をとったものに過ぎない。では、単位や標準はどう定められ、何に裏付けられているのか?量として測れるかどうかさえわかりにくい「硬さ」の標準作りに長年携わった著者が、その経験をもとに、単位や標準の設定から、その維持・管理、普及や更新などに独自の視点を提供する。唯一のものとして権威づけされる単位から、再生できる技術としての標準作りへの転換を主張する。
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