近代製糸技術とアジア : 技術導入の比較経済史

清川雪彦 著

アジアに「里帰り」した近代製糸技術の、日本・中国・インドにおける定着過程を、文献史料や統計データ、現地調査などから総合的に比較分析。技術への適応化を規定する要因を明晰に抽出した労作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 分析枠組みと分析対象(技術導入に対する分析視点
  • 近代製糸技術の成立とその「里帰り」
  • 世界の蚕糸業:その多様性)
  • 第2部 日本における製糸技術の近代化(西欧技術の日本化とその後の独自な発展
  • 適正技術を支えた労働力と労務管理
  • 典型的な農村工業たる組合製糸の意義
  • 適正技術の競争力の源泉:監督者層の近代化)
  • 第3部 中国蚕糸技術の展開(西欧製糸技術の導入と在来技術との共存
  • 野蚕製糸技術の共存と展開
  • 蚕糸業の基盤整備と改良技術の普及
  • 茅盾の『春蚕』にみる在来蚕糸部門の停滞
  • 現代中国製糸業の発展と技術水準の吟味
  • 工業調査にみる製紙技術の水準と労務管理)
  • 第4部 インドにおける蚕糸技術導入の困難性(西欧技術の導入と在来技術への同化
  • インドの蚕糸技術水準の現状)
  • 第5部 技術導入と社会的適応力(導入技術の適応化とその規定要因)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 近代製糸技術とアジア : 技術導入の比較経済史
著作者等 清川 雪彦
書名ヨミ キンダイ セイシ ギジュツ ト アジア : ギジュツ ドウニュウ ノ ヒカク ケイザイシ
出版元 名古屋大学出版会
刊行年月 2009.2
ページ数 615p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-8158-0611-8
NCID BA8952014X
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全国書誌番号
21575133
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言語 日本語
出版国 日本
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