とある朝、五人の少年を乗せた馬車が、港についた。五人の名は、ジェームス、トーマス、プレンティス、テッド、そしてピーター。聖ノーバートわんぱく孤児院出身の少年たちだ。五人は行く先も告げられないまま、奇妙な名前の帆船「ネバーランド号」に乗せられた。だがじつは、この船、暴君ザーボフ三世の治めるランドゥーンにむけて旅立つところだった。ピーターたちは、ザーボフ三世に贈られる貢ぎ物だったのだ。そこでは、奴隷のような生活が待っている。絶望しかけたピーターだったが、「ネバーランド号」の甲板で、「星の守護団」の秘密を知る少女、モリーと知りあったことをきっかけに、とんでもない冒険に巻きこまれていく-。
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