第一次世界大戦のつめあとがまだ色濃く残る1920年代-毎夜、悪夢にうなされる大人たちがいました。彼らに共通しているのは、かつてネヴァーランドでピーター・パンといっしょに冒険の旅をしたということ。「ネヴァーランドで、なにか悪いことが起こっているのよ」ウェンディの言葉に、彼らはふたたび島へもどることを決意します。そして、もう一度ネヴァーランドを目にしたとき、そのすがたは、すっかり変わってしまっていたのです。いえ、変わっていたのはネヴァーランドだけではありません。ピーター・パンもまた…ネヴァーランドを、そしてピーター・パンを変えたものとは、いったい…?百年の時をこえて、ジェイムズ・マシュー・バリからジェラルディン・マコックランへと引きつがれ、新たなピーター・パンの物語が始まります。
「BOOKデータベース」より