知の構築とその呪縛

大森荘蔵 著

16世紀に始まった科学革命は、世界を数量的に表現しようとする考え方をもたらした。けれども、それによって「心」に帰属するものが排除され、自然と人間の分離、主観と客観の対立が生じることになった。常識が科学へ展開していく不可逆的な過程で、何が生じたのだろうか。近代以降の科学史的事実を精査し、人間と自然との一体性を回復する方途をさぐる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 概説的序論
  • 2 略画的世界観
  • 3 日本における略画世界
  • 4 西欧古代中世における略画的世界観
  • 5 略画の密画化、その始まり
  • 6 略画の密画化、不可避の過程
  • 7 密画化と数量化
  • 8 密画の陥穽-物の死物化
  • 9 感覚的性質のストリップ
  • 10 二元論の構造的欠陥
  • 11 二元論批判
  • 12 原子論による密画描写
  • 13 人体の密画描写と知覚因果説
  • 14 物と感覚の一心同体性
  • 15 自然の再活性化

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 知の構築とその呪縛
著作者等 大森 荘蔵
書名ヨミ チ ノ コウチク ト ソノ ジュバク
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 1994.7
ページ数 252p
大きさ 15cm
ISBN 4480081402
NCID BN11108649
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全国書誌番号
94066779
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言語 日本語
出版国 日本
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