マドラス物語 : 海道のインド文化誌

重松伸司 著

十二使徒のひとり、聖トーマスに由来する地名サントメは世界各地にある。南インドのマドラス市にもある。サントメの名に欧米人は殉教の聖者を連想し、江戸中期の日本人は、粋な縦縞「さんとめ」を思う。十二使徒の名が、なぜ南インドの地名に変身し、近世日本の「粋文化」を飾る木綿縞に転じたのか。舞台を江戸日本と、近世初期の南インドに求め、英蘭両海洋帝国の盛衰のドラマに、マドラスの歴史文化を探り、「さんとめ」縞の日本伝播を見る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 江戸の天竺文化、「桟留」(江戸の意匠革命、「桟留」
  • オランダ交易と桟留
  • <西方浄土>から<物産の地>へ)
  • 第2部 南インド港市・聖地、サントメ(中国は南インドをどのように見ていたか
  • 西洋から見た南インド-聖トーマス原像
  • 南インドの「聖トーマス」像-その伝承と史実
  • 共存する神々の聖地、「孔雀都市」)
  • 第3部 商館都市、マドラスの台頭(繁栄する国際港市、サントメ
  • 東インド会社と南インド社会
  • 英国東インド会社の「要塞商館」、マドラス
  • 南インドの綿布産業)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 マドラス物語 : 海道のインド文化誌
著作者等 重松 伸司
書名ヨミ マドラス モノガタリ
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1993.6
ページ数 222p
大きさ 18cm
ISBN 4121011376
NCID BN09286291
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
93059351
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想