漱石が見た物理学 : 首縊りの力学から相対性理論まで

小山慶太 著

漱石の生きた半世紀は、X線、電子が発見され、量子論が誕生し、特殊相対性理論が発表されるなど、古典物理学から現代物理学へと移行する激動の時代であった。理科が得意で、自らも建築家志望であった漱石は、寺田寅彦と科学談義を楽しみ、作品にも最新の話題が登場している。本書は文学者漱石の旺盛な好奇心に従って、熱、光、量子、時間と空間について物理学発展のあとを辿り、乖離する文科と理科の交流を目指す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 漱石と物理学-文科と理科の交流
  • 1章 古典物理学の完成-激動の嵐の前
  • 2章 新しい自然観の台頭-19世紀から20世紀への転換
  • 3章 量子仮説の提唱-人間からの離脱
  • 4章 量子力学の誕生-極微の世界に向けて
  • 5章 相対性理論の誕生-時空概念の変革
  • 終章 再び漱石と物理学-文学の中の"自然法則"
  • 物理学と漱石の対照年表

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 漱石が見た物理学 : 首縊りの力学から相対性理論まで
著作者等 小山 慶太
書名ヨミ ソウセキ ガ ミタ ブツリガク
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1991.12
ページ数 205p
大きさ 18cm
ISBN 4121010531
NCID BN07038186
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全国書誌番号
92024755
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言語 日本語
出版国 日本
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