呻吟語

呂坤 [著] ; 荒木見悟 訳注

「呻吟」とは、重病人のうめき声をいう。しかし、本書の著者呂坤のいう呻吟とは、個人の苦しみよりも、むしろ末世的現象の氾濫する明代社会の絶望的な病弊を憂慮して吐き出した警世の語である。本書を一貫する儒教思想の源流は『論語』であり、孔子一門の発言が2000年の歳月を経て蘇ったといえる。そこには悩める現代人の魂をゆする真実のことばが随所にちりばめられていることに気づくであろう。現代人の心魂に訴える異色の人生論。経世済民の書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 呻吟語目録
  • 呻吟語
  • 呂坤略年譜

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 呻吟語
著作者等 呂 坤
荒木 見悟
書名ヨミ シンギンゴ
シリーズ名 呻吟語
講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1991.3
ページ数 372p
大きさ 15cm
ISBN 4061589644
NCID BN06065536
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全国書誌番号
91030456
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言語 日本語
原文言語 中国語
出版国 日本
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