近代日本の文学と宗教

久山康 著

[目次]

  • 目次
  • 第一部
  • 石川啄木と現代 / 3
  • 一 ロマンティシズムからニヒリズムへ / 3
  • 二 社会主義的ヒューマニズムの側面 / 14
  • 三 超人思想とその挫折 / 25
  • 四 神と議論した夢 / 34
  • 五 啄木の残した問題 / 43
  • 夏目漱石における近代化と伝統 / 47
  • 一 外発的近代化の苦悩 / 47
  • 二 自己本位の立場 / 57
  • 三 創作活動のモチーフ / 62
  • 四 近代的自我の崩壊過程(一) / 69
  • 五 近代的自我の崩壊過程(二) / 87
  • 六 伝統的思想への志向 / 99
  • 太宰治におけるデカダンスとモラル / 119
  • 一 モラルとデカダンス / 119
  • 二 太宰治のデカダンスの生成過程 / 123
  • 三 虚無と信仰 / 131
  • 四 道化の論理 / 137
  • 堀辰雄の世界 / 144
  • 一 心の白絹 / 144
  • 二 死の味わいのする生 / 149
  • 三 孤独な者の灯す明り / 155
  • 四 堀辰雄と芥川龍之介 / 158
  • 志賀直哉と椎名麟三 / 161
  • 一 対蹠的な問題意識 / 161
  • 二 肯定的人生態度の共通性 / 166
  • a 椎名麟三の思想形成 / 167
  • b 志賀直哉の思想形成 / 175
  • 三 東洋的立場とキリスト教的立場 / 187
  • 椎名麟三の『美しい女』について / 199
  • 一 椎名麟三の基礎体験 / 199
  • 二 『美しい女』の主人公の性格 / 205
  • 三人のキリスト者の肖像 / 211
  • 一 植村正久-正統的キリスト教の育成- / 211
  • 二 内村鑑三-福音の主体的把握と現実との対決- / 219
  • 三 賀川豊彦-捨身の実践- / 234
  • 第二部
  • 日本の近代化と伝統 / 245
  • 一 近代化と伝統の並存 / 245
  • 二 近代化のふくむ伝統否定 / 255
  • a 功利主義による伝統の破壊 / 255
  • b 自然主義による伝統の破壊 / 257
  • c マルクス主義による伝統の破壊 / 263
  • d プラグマティズムによる伝統の破壊 / 268
  • 三 近代化のなかの伝統への復帰 / 274
  • 四 知識階級の民衆よりの遊離 / 280
  • 大正の知識人の形成 / 287
  • 一 一般的動向 / 287
  • 二 白樺派の人道主義 / 294
  • 三 新カント派哲学、文化主義、人格主義 / 301
  • 四 教養思想 / 308
  • 五 宗教の動向 / 315
  • 現代日本人の精神構造 / 322
  • 一 天下泰平とモラル / 322
  • 二 近代日本の宗教的空白と天皇制 / 324
  • 三 天皇制とコンミュニズムの権威喪失と私生活中心時代の到来 / 330
  • 四 死の衝動と伝統への還帰 / 337
  • 日本精神史におけるキリスト教の位置 / 346
  • 一 太宰治の「反キリスト的なものへの戦ひ」 / 346
  • 二 近代精神の媒介者としてのキリスト教 / 348
  • 三 キリスト教蔑視とその原因 / 353
  • 四 近代精神の克服者としてのキリスト教 / 368
  • あとがき / 381

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 近代日本の文学と宗教
著作者等 久山 康
書名ヨミ キンダイ ニホン ノ ブンガク ト シュウキョウ
出版元 国際日本研究所
刊行年月 1966
ページ数 386p
大きさ 20cm
NCID BN05307050
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
66007873
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想