蓮実重彦 著
文学史上では、フロベールの影にかくれて見えないマクシム・デュ・カンの肖像を、厖大な資料を駆使してたんねんに描きだし、この傑出していたわけではない作家のうちにこそ、時代の意識の微妙な起伏があからさまに映し出されることを立証し、そこから、芸術家にとって"才能"とは何を意味するかを追求する、七年余の歳月を費やした力作評論。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ