戸井十月 著
プレス・ライダー、伊吹豪、21歳。原稿やフィルムを、TV局へ通信社へと1秒でも早く届けるのが仕事、いわば"運び屋"である。昼も夜もなくバイクに跨がり街を駆け抜ける。ヤクザに犯され未来を喪くした少女がいた。生活に疲れ果て家庭を捨てた運転手がいた。脚から節肉を失った短距離走者がいた。走るたびに、豪の前を人生が通り過ぎてゆく。愛と裏切りに満ちた回転木馬のように-。青春の痛みと輝きを通底して描く著者が贈る、熱き魂のバイク小説。
「BOOKデータベース」より
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