勝部真長 著
文学青年和辻はなぜ哲学の道を選ぶに到ったか。すなわち「人はその在るところのものにいかにして成るか」(ニーチェ)を、和辻の前半生の軌跡を通じて明らかにすることが本書の目的である。第2次『新思潮』以来生涯にわたっての友人であり、よき競争相手であった谷崎潤一郎は初めから終りまで小説家として一貫したが、和辻は劇作家、小説家を志しながら、哲学者へと転向したのだった。そのドラマを追い、明治・大正の青春を描く。
「BOOKデータベース」より
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