専制国家史論 : 中国史から世界史へ

足立 啓二【著】

自律的な団体性を欠いた社会と、意思決定の集中化した巨大な政治的統合。これは専制国家の指標である。中国はいかにしてその体現者となり、今日に至ったのか。本書は、封建社会を通過して近代国家へと展開を遂げた日本との比較検討をふまえ、中国という国家の特質をつぶさに炙り出す。グローバル化の進展とともに社会の団体的結合原理が解体し、政治決定の集中化が急激に進行する現代にあって、中国のもつ歴史的様態は、はたしてどのような示唆を与えるのか-。多分野の成果を取り入れ、人類史的視野から国家像を描出した渾身の論考。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 専制国家認識の系譜
  • 第2章 専制国家と封建社会
  • 第3章 専制国家の形成
  • 第4章 封建社会と専制国家の発展
  • 第5章 近代への移行-その一 経済
  • 第6章 近代への移行-その二 政治
  • 終章 世界統合と社会

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 専制国家史論 : 中国史から世界史へ
著作者等 足立 啓二
書名ヨミ センセイコッカシロン : チュウゴクシカラセカイシヘ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2018.2.10
ページ数 303,5p
大きさ 15cm(A6)
ISBN 978-4-480-09843-6
NCID BB25494433
※クリックでCiNii Booksを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想