徳川家康は、1542年、三河の国(愛知県)に生まれた武将です。3歳で母と生きわかれ、19歳まで駿河の今川家の人質となるなど、その少年時代は苦労の連続でした。辛抱することを学んで成長した家康は、織田信長、豊臣秀吉からも一目おかれる大名に成長しました。そして1600年、史上最大の合戦「関ケ原の戦い」に勝ち天下統一をはたすと、その後260年あまりつづく江戸幕府を開きました。未来を思いえがき、じっとチャンスを待った家康。戦国の世を生きぬき、ついには新しい世をつくったのです。小学上級から。
「BOOKデータベース」より