京都・イケズの正体

石川拓治 著

イケズ-京都人は排他的で底意地が悪く、何を考えてるかわからないという。腹の底で何を考えているかわからないのは誰でも同じなのに、なぜ京都人だけがそう揶揄されるのか。京都は盆地に作られた閉鎖的な町だ。そこで発生し、時間の淘汰と外圧に耐えた独自の文化を、京都の人々は確かな目利きで守り継いできた。その温かくも厳しい目こそ、今なお京文化を育む力であり、よそ者に憧れと劣等感をも抱かせるイケズの根源なのだ。千二百年の伝統「イケズ」の正体を解き明かすと、均一化して活力を失った現代日本再生の鍵までもが見えてきた!

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「はんなり」だの「みやび」だのが京都ではない(徹夜明けの灰皿の匂いのする茶
  • ぶぶづけは何で作る? ほか)
  • 第2章 なぜ京都の味は淡いのか?(手に汗を握る「駅弁」
  • 「おたま」を持つ手を動かしてはいけない ほか)
  • 第3章 老舗の力は生まれ変わる力(なぜ彼らは山椒を「偏愛」するのか
  • 京都は何でできているか ほか)
  • 第4章 抹茶と番茶(祇園祭の山鉾をペルシャ絨毯で飾る
  • 日本には茶が二度伝来した ほか)
  • 第5章 そうだ「京都」を見倣おう!(酔ってくだを巻けない酒場
  • 上七軒ビアガーデンの愉悦 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 京都・イケズの正体
著作者等 石川 拓治
書名ヨミ キョウト イケズ ノ ショウタイ
シリーズ名 幻冬舎新書 い-29-1
出版元 幻冬舎
刊行年月 2017.11
ページ数 236p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-344-98474-5
NCID BB2505019X
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全国書誌番号
22986111
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言語 日本語
出版国 日本
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