貧困と飢饉

アマルティア・セン [著] ; 黒崎卓, 山崎幸治 訳

二〇世紀に世界各地で発生した「大飢饉」の原因とは、何だったのか。本書は、それが一国レベルの食料総供給量の不足によるものであるという通説を否定し、人々が十分な食料を手に入れる権原(能力と資格)が損なわれた結果であるということを実証的に解明している。開発経済学に新たな地平を切り拓き、後の「不平等理論」にも影響を与えた画期的な書。原書刊行後の研究成果をまとめた講演「飢餓撲滅のための公共行動」も併録。一九九八年ノーベル経済学賞受賞者の主著の一つ。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 貧困と権原
  • 第2章 貧困の概念
  • 第3章 貧困-特定と集計
  • 第4章 飢餓と飢饉
  • 第5章 権原アプローチ
  • 第6章 ベンガル大飢饉
  • 第7章 エチオピア飢饉
  • 第8章 サヘル地域の旱魃と飢饉
  • 第9章 バングラデシュ飢饉
  • 第10章 権原と剥奪
  • 講演 飢餓撲滅のための公共行動

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 貧困と飢饉
著作者等 Sen, Amartya
山崎 幸治
黒崎 卓
Sen Amartya K.
セン アマルティア
書名ヨミ ヒンコン ト キキン
書名別名 POVERTY AND FAMINES
シリーズ名 学術 366
岩波現代文庫 366
出版元 岩波書店
刊行年月 2017.7
ページ数 348,56p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-600366-1
NCID BB24046652
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全国書誌番号
22930601
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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