毛沢東の対日戦犯裁判

大澤武司 著

1950年代、満洲国や日中戦争などに関与した日本人1526名が、建国直後の中国で戦争犯罪人とされた。戦犯管理所では5年間に3段階の思想改造が行われた結果、裁判での死刑はなく、東京裁判やBC級戦犯裁判と比べ、極めて寛大な判決が下される。その背後には何があったのか。新たに公開された史料から、戦犯らの犯罪行為、思想改造、日本人への怨嗟が渦巻く中、毛沢東や周恩来ら指導者が抱いた思想と戦略を明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 中国の虜囚-一五二六名の戦争犯罪人
  • 第2章 思想改造-抵抗から受容へ
  • 第3章 戦犯の政治利用-日本への秋波
  • 第4章 日本人戦犯裁判-「寛大」処理の裏側
  • 第5章 帰国後の戦犯たち-毛沢東思想の伝道と中帰連
  • 終章 「毛沢東の対日戦犯裁判」とは何だったのか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 毛沢東の対日戦犯裁判
著作者等 大澤 武司
書名ヨミ モウ タクトウ ノ タイニチ センパン サイバン : チュウゴク キョウサントウ ノ オモワク ト センゴヒャクニジュウロクメイ ノ ニホンジン
書名別名 中国共産党の思惑と1526名の日本人
シリーズ名 中公新書 2406
出版元 中央公論新社
刊行年月 2016.11
ページ数 260p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-12-102406-0
NCID BB2247257X
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全国書誌番号
22819826
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言語 日本語
出版国 日本
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