人間なき復興

山下祐介, 市村高志, 佐藤彰彦 著

福島第一原発事故後、廃炉の見通しもなく国は「新しい安全神話」を振りかざし、避難者帰還政策を進めている。人を「数」に還元した復興や分かったつもりの国民の「不理解」がこの国をあらぬ方向へ導いている。被災者の凄惨な避難体験と、原発自治体の暮らしの赤裸々な告白を、社会学者が読み解き、対話を積み重ねて「人間のための復興」とは何かを問い直す。事故の本質を鋭く衝いた警世の書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「不理解」のなかの復興(理解の難しい問題
  • 復興とは何か? ほか)
  • 第2章 原発避難とは何か-被害の全貌を考える(二つの避難から帰還政策へ-事故からの2年を振り返る
  • 避難の経緯とその心性-何からどう逃げてきたのか? ほか)
  • 第3章 「原発国家」の虚妄性-新しい安全神話の誕生(原発立地は理解できるか?
  • 「なんで原発のそばに住んでいたの?」 ほか)
  • 第4章 「ふるさと」が変貌する日-リスク回避のために(「ふるさと」を失ったのではない、「ふるさと」になってしまった
  • 津波被害との違い-賠償と放射線リスク ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 人間なき復興
著作者等 佐藤 彰彦
山下 祐介
市村 高志
書名ヨミ ニンゲン ナキ フッコウ : ゲンパツ ヒナン ト コクミン ノ フリカイ オ メグッテ
書名別名 原発避難と国民の「不理解」をめぐって
シリーズ名 ちくま文庫 や49-1
出版元 筑摩書房
刊行年月 2016.11
ページ数 414p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-43400-5
NCID BB22440788
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全国書誌番号
22831799
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言語 日本語
出版国 日本
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