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源氏物語
第1巻
紫式部 著 ; 玉上琢弥 訳註
[目次]
- 目次
- 凡例 / 3
- 解説 / 11
- 系図 / 23
- 本文
- 桐壺 / 25
- 一 時めく更衣、ねたまれて、なやむ(いづれのおほん時にか) / 25
- 二 更衣の家族(父の大納言はなくなりて) / 26
- 三 皇子誕生(さきの世にも御ちぎりや深かりけむ) / 26
- 四 若宮の袴着(この御子みつになり給ふ年) / 28
- 五 更衣、病気で退出し、死ぬ(その年の夏、みやす所はかなき心地に) / 28
- 六 なき更衣の葬送(かぎりあれば、れいの作法に) / 30
- 七 帝のご弔問(はかなく日ごろすぎて) / 31
- 八 野分の夕、靱負の命婦の弔問(野分だちて、にはかに肌寒き夕暮のほど) / 31
- 九 命婦の復命、帝のご悲嘆(命婦は、まだ大殿籠らせ給はざりけると) / 36
- 一〇 若宮の幼時(月日へて若宮まゐり給ひぬ) / 39
- 一一 人相見の予言、若宮臣籍に降下(そのころ、高麗人の参れる) / 41
- 一二 先帝女四宮入内、源氏の思慕(年月にそへて) / 42
- 一三 源氏元服して大臣の婿となる(この君の御わらはすがた) / 44
- 一四 大臣の家族(このおとゞの御おぼえ) / 47
- 一五 源氏のその後(源氏の君は) / 48
- 帚木 / 50
- 一 源氏の中将の恋愛談序説(光る源氏、名のみこと[ゴト]しう) / 50
- 二 雨夜の品定めの発端、頭の中将の嘆き(なが雨はれまなき頃) / 50
- 三 左馬の頭の論、三階級の説(なりのぼれども) / 54
- 四 左馬の頭の論、中流重視の説(もとのしな、ときよのおぼえうちあひ) / 55
- 五 左馬の頭の論、良妻難の説(さま[ザマ]の人のうへどもを) / 56
- 六 左馬の頭の論、婦道一般論(今はたゞ品にもよらじ) / 58
- 七 左馬の頭の論、技芸にたとえて(よろづの事によそへておぼせ) / 61
- 八 左馬の頭体験談、しっと深い女の話(はやう、まだいと下﨟に侍りし時) / 63
- 九 左馬の頭体験談、浮気な女の話(さてまた同じ頃) / 67
- 一〇 頭の中将体験談、内気な女の話(中将「なにがしは、しれものの物語をせむ」) / 70
- 一一 式部の丞体験談、女学者の話(式部がところにぞ) / 73
- 一二 左馬の頭の終論(すべて男も女も) / 75
- 一三 源氏、大臣邸に行く(からうじて、今日は) / 77
- 一四 源氏、中川に方たがえする(暗くなる程に) / 78
- 一五 源氏、伊予の介の後妻とあう(君は、とけても寝られ給はず) / 82
- 一六 源氏、小君によって文通する(殿に帰り給ひても) / 87
- 一七 源氏、ふたたび中川に宿る(例の、うちに日数へ給ふころ) / 90
- 空蟬 / 94
- 一 源氏の失望と女の煩悶(寝られ給はぬまゝには) / 94
- 二 源氏、三度中川にゆく(君は、「心づきなし」と、おぼしながら) / 95
- 三 源氏、人ちがいしてまま娘とあう(わたどのの戸ぐちに) / 98
- 四 源氏、老女に怪しまれる(小君ちかう臥したるを) / 101
- 五 源氏、邸に帰る。両所に三人の思い(小君御車のしりにて) / 102
- 夕顔 / 105
- 一 源氏乳母を訪い、隣の女から歌を贈られる(六条わたりの御忍び歩きのころ) / 105
- 二 病牀の乳母と語る、隣に返歌する(引き入れており給ふ) / 106
- 三 乳母子の惟光、隣の女のことを報告する(惟光、日ごろありて参れり) / 110
- 四 伊予の介上京、その妻と源氏の煩悶(さて、かの空蟬のあさましく) / 111
- 五 源氏、六条の御方に宿る(秋にもなりぬ) / 113
- 六 惟光ふたたび報告し、源氏を手引きする(まことや、かの惟光が預りの) / 115
- 七 源氏と五条の女と、相互の思い(女を、さしてその人と尋ねいで給はねば) / 117
- 八 八月十五夜の五条の家(はづき十五夜) / 120
- 九 女を誘って、某院に宿る(そのわたり近きなにがしの院に) / 122
- 一〇 夜、もののけの出現と、女の急死(よひすぐるほど) / 126
- 一一 女を東山の寺に移す(からうじて惟光の朝臣まゐれり) / 131
- 一二 二条院に帰った源氏(人々、「いづこよりおはしますにか」) / 133
- 一三 源氏、東山の寺に行く(日暮れて惟光参れり) / 135
- 一四 源氏の病気(まことに、臥し給ひぬるまゝに) / 139
- 一五 五条の女の素姓を侍女右近に聞く(九月廿日の程にぞ) / 141
- 一六 空蟬たちとの文通(かの伊予の家の小君) / 145
- 一七 夕顔の七七日の法事(かの人の四十九日) / 147
- 一八 夕顔方の人々の疑惑(かの夕顔の宿りには) / 148
- 一九 伊予の介、空蟬と離京(伊予の介、神無月のついたちごろに下る) / 149
- 二〇 結語(かやうのくだ[クダ]しき事は) / 150
- 若紫 / 151
- 一 北山の行者(わらはやみにわづらひ給ひて) / 151
- 二 北山からの眺望(すこし立ち出でつゝ見わたし給へば) / 152
- 三 供人の世間話(君はおこなひし給ひつゝ) / 153
- 四 小柴垣のすき見(日もいと永きに) / 155
- 五 僧都の房に宿る(げにいと心殊に由ありて) / 159
- 六 別れのあいさつ(御迎への人々) / 166
- 七 御所と大臣邸に行く(君は先づ内に参り給ひて) / 169
- 八 若草へ文通(この若草の生ひ出でむ程) / 171
- 九 藤壺の宮との密事(藤壺の宮、悩み給ふ事ありて) / 173
- 一〇 北山の人々帰京(かの山寺の人は) / 176
- 一一 十月に北山の尼死す(十月に、朱雀院の行幸あるべし) / 179
- 一二 帰京した若君を訪問する(忌など過ぎて) / 180
- 一三 父宮、若君を訪う(かしこには、今日しも) / 184
- 一四 惟光の報告(君の御許よりは) / 186
- 一五 若君を迎え取る(君は大殿におはしけるに) / 187
- 一六 二条院の若君(二条院は近ければ) / 190
- 一七 若君なき家(かのとまりにし人々) / 193
- 一八 若君のその後(やう[ヤウ]人参り集りぬ) / 194
- 校異 / 196
- 補注 / 200
- 年立 / 367
- 京都図 / 376
- 内裏図 / 377
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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