反転する漱石

石原千秋 著

常に新しい解釈を誘い、多様な読みを可能にする漱石-。その漱石テクストに働く見えない制度・権力・欲望等の形をあぶり出す。家・家族・家庭をコードとしてテクストを反転させ、現代に生きる漱石テクストの新たな読み換えを試みるダイナミックな論考。待望の増補復刊。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 "家"の文法(『坊つちやん』の山の手
  • イニシエーションの街-『三四郎』
  • 高等教育の中の男たち-『こゝろ』
  • 博覧会の世紀へ-『虞美人草』
  • 語ることの物語-『彼岸過迄』
  • 階級のある言葉-『行人』)
  • 第2部 "家族"の神話学(鏡の中の『三四郎』
  • 眼差としての他者-『こゝろ』
  • 『こゝろ』のオイディプス-反転する語り
  • 反=家族小説としての『それから』
  • 言葉の姦通-『それから』の冒頭部を読む)
  • 第3部 "家庭"の記号学(修身の"家"/記号の"家"-『明暗』
  • 隠す『明暗』/暴く『明暗』
  • "家"の不在-『門』
  • 劇としての沈黙-『道草』)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 反転する漱石
著作者等 石原 千秋
書名ヨミ ハンテン スル ソウセキ
出版元 青土社
刊行年月 2016.10
版表示 増補新版
ページ数 389p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-7917-6948-3
NCID BB2221274X
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22792378
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想