自由の条件

猪木武徳 著

スコットランド啓蒙思想を背景とするアダム・スミスは、リベラル・デモクラシーの思想家トクヴィルの著作にどのような痕跡を残したのか。また、その思想は、古典的自由主義思想家の福澤諭吉の社会観にいかなる影響を与えたのか。本書は、トクヴィルの『アメリカのデモクラシー』を精査していくなかで英仏日の国際的思想伝播の過程を巡り「人間にとっての自由の意味」を今一度問い直す。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 本書の目論み
  • 個人の自律性と地方自治
  • 地方分権と「市民」の誕生
  • 英国古典派経済学の影響
  • 中産階級の政治的無関心
  • 個人・結社・国家
  • 司法に埋め込まれた国民主権
  • メディアの役割
  • 公道徳と宗教
  • 平等がもたらす順応主義
  • 学問・文学・芸術への影響
  • 商業社会と尚武の精神
  • 習俗(moeurs)を生み出す女性の地位
  • 日本の「民権論」

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 自由の条件
著作者等 猪木 武徳
書名ヨミ ジユウ ノ ジョウケン : スミス トクヴィル フクザワ ユキチ ノ シソウテキ ケイフ
書名別名 スミス・トクヴィル・福澤諭吉の思想的系譜
シリーズ名 叢書・知を究める 8
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2016.9
ページ数 351,8p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-623-07792-2
NCID BB22031166
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全国書誌番号
22787885
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言語 日本語
出版国 日本
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