宮本武蔵 : 「兵法の道」を生きる

魚住孝至 著

誰もが知る存在でありながら、じつは信用できる史料がきわめて少ない武蔵。小説や伝説に隠されてきた実像はいかなるものだったか。すべての勝負に勝ってなお生涯追求し続けた、「兵法の道」とは何か?新史料も用いながら生涯を追うとともに、きわめて合理的かつ具体的に書かれたその思想を、『五輪書』を核に精細に読みとく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「巌流島の決闘」の虚実
  • 1 「宮本武蔵」の誕生-「天下一」の武芸者へ(武蔵の生い立ち
  • 少年期の武蔵
  • 関ヶ原の戦いと廻国武者修行-実践の中で生まれた感覚
  • 『兵道鏡』を記す-円明流の樹立)
  • 2 「ふかき道理」を求めて-幕藩体制確立期の社会で(大坂夏の陣とその後
  • 姫路藩・明石藩の客分として-「遊寓の名士」
  • 「兵法の道にあふ」-島原の乱の頃)
  • 3 「兵法の直道」を伝えん-後世に遺したもの(二刀一流の展開-熊本細川藩にて
  • 晩年の境地-水墨画と『五方之太刀道』
  • 『五輪書』の成立-「天道と観世音を鏡として」
  • 『独行道』と武蔵の終焉)
  • 4 『五輪書』の思想(地の巻-剣術一通りにしては、まことの道を得がたし
  • 水の巻-身も足も心のままにほどけたる
  • 火の巻-兵法の智徳を以て、万人に勝つ所を極める
  • 風の巻-他の事をよく知らずして、自らのわきまへ成りがたし
  • 空の巻-おのれと実の道に入る)
  • 終章 「道」の思想の中で-「常に兵法の道をはなれず」(「道」の思想
  • 剣術の「道」の展開
  • 武蔵の「兵法の道」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 宮本武蔵 : 「兵法の道」を生きる
著作者等 魚住 孝至
書名ヨミ ミヤモト ムサシ : ヘイホウ ノ ミチ オ イキル
シリーズ名 岩波新書 新赤版1167
出版元 岩波書店
刊行年月 2008.12
ページ数 240p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-00-431167-6
NCID BA88291127
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全国書誌番号
21540644
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言語 日本語
出版国 日本
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