合コンの社会学

北村文, 阿部真大 著

「合コンは、誰もが参加できる平等な競争の場である」-広く共有されたこの前提は、実は幻想にすぎない。男女は、まったくランダムに、真空状態のなかで出逢うのではない。そこには社会の階層性が色濃く反映され、職業や年齢や容姿を軸にした序列がはっきりある。私たちは、合コンを通して恋愛すべき相手と恋愛し、結婚すべき相手と結婚することで、社会構造の維持に貢献することになる。合コンは、現代の私たちが出逢うために創りだした、そして今や私たちを取りこもうとする、まごうことなき「制度」である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 出逢いはもはや突然ではない-合コンの社会学・序
  • 第2章 運命を演出するために-相互行為儀礼としての合コン
  • 第3章 運命の出逢いは訪れない-合コンの矛盾
  • 第4章 運命の相手を射止めるために-女の戦術、男の戦略
  • 第5章 運命の出逢いを弄ぶ-自己目的化する遊び
  • 第6章 それでも運命は訪れる-合コン時代の恋愛と結婚
  • 第7章 偶然でなくても、突然でなくても-合コンの社会学・結び
  • 補論 合コン世代の仕事と恋愛-自由と安定のはざまで

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 合コンの社会学
著作者等 北村 文
阿部 真大
書名ヨミ ゴウコン ノ シャカイガク
シリーズ名 光文社新書
出版元 光文社
刊行年月 2007.12
ページ数 192p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-334-03432-0
NCID BA84255493
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21353392
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想