山の民・川の民 : 日本中世の生活と信仰

井上鋭夫 著

かつて鉱山採掘は修験者の経営するところであった。彼らは水源地を掌握し、太陽の運行を熟知し、金山の光明を背景に「護摩の灰」の霊力をもって民衆に臨んだ山の神の代官であった-「文献史料がないところにも歴史は存在する」という信念のもと、著者は残存文書の解読に挑み、地を這うような現地調査を組織する。中世以前の日本で、山や川辺に住む多くの非農業民は、いかに生き、やがてどのような運命をたどったのか。伝承に秘められた歴史の真実とは。民俗学、地理学、考古学をとり入れ、社会経済史、宗教史を綜合し、後の新しい歴史学の展開を用意した記念碑的著作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 解説 中世の山・川の民と境界
  • 第1章 白山への道
  • 第2章 妙高信仰から一向宗へ
  • 第3章 中世鉱業と太子信仰
  • 第4章 奥山庄の復元
  • 第5章 近世農村への変動
  • 解題 井上鋭夫氏の足跡

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 山の民・川の民 : 日本中世の生活と信仰
著作者等 井上 鋭夫
書名ヨミ ヤマ ノ タミ カワ ノ タミ : ニホン チュウセイ ノ セイカツ ト シンコウ
シリーズ名 ちくま学芸文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 2007.5
ページ数 298p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09057-7
NCID BA81750361
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全国書誌番号
21252312
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言語 日本語
出版国 日本
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