羞恥心はどこへ消えた?

菅原健介 著

近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での"迷惑行動"が目につくようになった。かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。そして現代社会で何が起こっているのだろうか。「恥」から見えてきたニッポンの今。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 ジベタリアン現象-蔓延しつつある迷惑行動(「日本人の美徳」が崩れ始めた?
  • 見過ごせない事態 ほか)
  • 第1章 恥にまみれた人生-日常生活は常に「警告」されている(「警告」される理由
  • 「恥ずかしい体験例」を集めてみたが… ほか)
  • 第2章 生きていくための必要なもの-人類の歴史的産物(なぜ他者の機嫌をとらなければならないのか
  • サバイバルに有利に働く能力 ほか)
  • 第3章 もし誰かに裸を見られたら-恥の基準と多様性(坊っちゃんと天麩羅
  • 女子大生たちのイメージギャップ ほか)
  • 第4章 玄関を出ればタニンの世界-ジベタリアン的心性の拡大(誰の目が気になるのか
  • ほどほどに関係が重要な相手 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 羞恥心はどこへ消えた?
著作者等 菅原 健介
書名ヨミ シュウチシン ワ ドコエ キエタ
シリーズ名 光文社新書
出版元 光文社
刊行年月 2005.11
ページ数 190p
大きさ 18cm
ISBN 433403330X
NCID BA74289251
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20933768
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言語 日本語
出版国 日本
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