報道危機 : リ・ジャーナリズム論

徳山喜雄 著

九・一一事件以降、米国のマスメディアはこぞって政府よりの、アメリカ中心主義的報道に終始し、また、イラク戦争においてもジャーナリズムは米政府に巧妙に取り込まれてしまった。わが国でも、大阪・池田小学校児童殺傷事件や和歌山毒入りカレー事件などにおける集団的過熱取材で、ジャーナリズムが市民に敵視される構図が生まれており、それに乗じたかたちでメディア規制法案が浮上してきた。本来、市民の立場にたって権力と対峙するはずのジャーナリズムに、いま何が起きているのか。現場の記者が、衰退し機能不全に陥っている危機的状況への真摯な考察から、記者教育をも含めたリ(再生)・ジャーナリズムを具体的に提言していく。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 漂流する放送メディア(赤い髪飾りの女の子
  • 「盗み撮り」とは ほか)
  • 第2章 萎縮する活字メディア(倒錯の構図
  • 集団的過熱取材のメカニズム ほか)
  • 第3章 メディアの新しい潮流(関連記事を衛星のように飛ばす
  • 蜘蛛の巣状に広がる流れ ほか)
  • 第4章 明日のジャーナリズムのために(OJT一本槍の日本型教育
  • なぜサツ回りを偏重するのか ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 報道危機 : リ・ジャーナリズム論
著作者等 徳山 喜雄
書名ヨミ ホウドウ キキ : リ ジャーナリズムロン
シリーズ名 集英社新書
出版元 集英社
刊行年月 2003.6
ページ数 206p
大きさ 18cm
ISBN 408720197X
NCID BA62480543
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全国書誌番号
20415335
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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