三島文学の原型 : 始原・根茎隠喩・構造

テレングト・アイトル 著

本書では文化の壁を乗り越えることで日本文学の議論をしようとしている。そうした議論の中で、三島文学がどう見えるか、そして三島文学の発展過程がどうなっていたかが議論される。小説家は処女作へ向かって成熟するという言葉がある。三島もその例外ではなかった。さなぎが蝶に変身するように、新芽から葉が伸びるように、三島文学も処女作から展開し、開花した。それでは三島文学にどのような原型があり、それがどのように発展していったのか、それがここでの議論の眼目である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 プリミティヴ-構造と根茎隠喩(「酸模」の梗概
  • エピグラフ ほか)
  • 第2章 検証-形成の過程(「座禅物語」「鈴鹿抄」「暁鐘聖歌」
  • 「館」 ほか)
  • 第3章 定着-構成・構造の戯れ(「花ざかりの森」の構成
  • 中核的機能体としてのシークェンス ほか)
  • 第4章 完結-変奏と予兆(考察への導入
  • 『仮面の告白』の構成 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 三島文学の原型 : 始原・根茎隠喩・構造
著作者等 テレングト アイトル
書名ヨミ ミシマ ブンガク ノ ゲンケイ : シゲン ルート メタファー コウゾウ
出版元 日本図書センター
刊行年月 2002.9
ページ数 440p
大きさ 22cm
ISBN 4820566199
NCID BA59248940
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全国書誌番号
20331960
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言語 日本語
出版国 日本
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