無文字社会の歴史 : 西アフリカ・モシ族の事例を中心に

川田順造 著

無文字社会の歴史のあり方を探究することは、人類文化における文字社会を相対化する視点を築くことに通ずる。一九六〇年代から七〇年代前半に西アフリカ・モシ族を現地調査し、太鼓ことばを含む口頭伝承や儀礼などから無文字社会の歴史と構造を鮮やかに分析した本書は、日本の文化人類学の記念すべき達成である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 非文字史料の一般的性格
  • 文字記録と口頭伝承
  • モシ族の場合
  • 系譜の併合
  • 絶対年代の問題
  • 歴史の始点
  • 反復する主題
  • 口頭伝承の定型化
  • 首長位の継承
  • 歴史伝承と社会・政治組織
  • イデオロギー表現としての歴史伝承
  • 歴史伝承の比較
  • 制度の比較
  • 発展段階の問題
  • 「伝承的」社会という虚像
  • 神話としての歴史・年表としての歴史
  • 文字と社会
  • おわりに

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 無文字社会の歴史 : 西アフリカ・モシ族の事例を中心に
著作者等 川田 順造
書名ヨミ ムモンジ シャカイ ノ レキシ : ニシアフリカ モシゾク ノ ジレイ オ チュウシン ニ
シリーズ名 岩波現代文庫 : 学術
出版元 岩波書店
刊行年月 2001.7
ページ数 343, 16p
大きさ 15cm
ISBN 400600060X
NCID BA52769162
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全国書誌番号
20193507
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言語 日本語
出版国 日本
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