アジアのなかの韓国社会

滝沢秀樹 著

「カジノ資本主義」の時代に、膨大な闇経済の部分を抱えるという二重の投機性を持つ韓国経済が、如何にして堅実な市場基盤を持つものに成熟できるかということが、本書が全体として問おうとするところである。表題を『アジアのなかの韓国社会』としたのは、多少「羊頭狗肉」の感があるかもしれない。しかし、韓国の直面している問題は、その多くが他の東アジア・東南アジアに共通する問題であろう。何が韓国固有の問題で、何が東アジアに共通の問題なのかを吟味することも、本書のテーマのひとつであり、実際に本書の内容を見ていただければ、その点は御理解いただけるだろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 韓国経済成長の軌跡-分断国家経済の光と影
  • 第2章 「三低時代」前後の韓国社会-"相対的脱従属"への道
  • 第3章 アジアの経済危機と韓国の政策選択
  • 第4章 韓国財界人の宗教意識
  • 第5章 東アジア近代研究のパラダイムについて-安秉直教授に問う
  • 対談 アジアの地域学を考える-タイと韓国

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 アジアのなかの韓国社会
著作者等 滝沢 秀樹
書名ヨミ アジア ノ ナカ ノ カンコク シャカイ
出版元 御茶の水書房
刊行年月 2000.1
ページ数 258p
大きさ 22cm
ISBN 427501796X
NCID BA45506403
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20040829
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言語 日本語
出版国 日本
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