メディア環境の変化が社会生活に及ぼす影響の検証を試みた論考をまとめる。第1章では、とくにインターネット広告に焦点をあて、それが持つ斬新性と将来的可能性を分析。第2章では、電子新聞を取り上げ、そのニュース・メディアとしての価値・意義と活字新聞との共存性について論じている。第3章では、情報化の進展、とくにパソコン普及がジェンダー格差に及ぼす影響を検討。第4章では、戦後からの情報化の歴史を振り返り、情報化が家族のあり方に及ぼすインパクトを考察する。そして第5章では、現代における流行現象の様相を再検討した上で、新しいメディアによって変容しつつある流行現象の行く末に考察をめぐらせている。
「BOOKデータベース」より