植物と市民の文化

川島昭夫 著

庭と庭の草木は、時代の文化を映し出す。スクワイアラーキーと呼ばれる大土地所有者による支配体制のなかで、十八世紀のイギリスを、カントリー・ハウスと風景庭園の造営の熱が席巻した。産業革命の進行と、それに乗じた中流階級の社会的進出は、「羊歯狂い」なるもう一つの熱狂を生み出す。風景から室内への植物の移動は、模倣や憧れと、排斥や反発のまじりあう、ジェントルマン文化とミドルクラスの文化との交錯の結果であった。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • イギリス人と植物
  • 1 キュー植物園
  • 2 植物園の時代
  • 3 貴族の庭園、市民の庭園
  • 4 ヴィクトリア朝の花の文化

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 植物と市民の文化
著作者等 川島 昭夫
書名ヨミ ショクブツ ト シミン ノ ブンカ
シリーズ名 世界史リブレット 36
出版元 山川出版社
刊行年月 1999.12
ページ数 82p
大きさ 21cm
ISBN 4634343606
NCID BA44548259
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
20027657
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想