永井良和 著
第1部では、官僚エリート像を究明する。従来の「高級官僚」という用語の曖昧さを指摘し、重要な政治的役割を果たす官僚という意味で官僚エリートの概念を導入する。官僚エリートは大統領官房等を政治的影響力の拠点とする。第2部では、官僚エリートの起源を明らかにする。フランス=プロイセン戦争の敗北を契機とし、民主主義の潮流の中でブルジョワジーは官僚エリートの養成によって政治的実権を維持しようとした。
「BOOKデータベース」より
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