教育と教育的発達の歴史は、教育のしごとを人びとの心身の管理のひとつのかたちとみてゆく立場からすれば、その管理の制度と意図の歴史であろう。しかしながら、その多くは匿名の、この歴史を生きてきた人びとの立場からみれば、管理者の制度と意図のなかで、あるいはこれをこえて生きてきたものの生き方とその意図の歴史である。本書は、社会史と心性史というかたちで現われてきたこの匿名の教育史のための弁明書である。
「BOOKデータベース」より
本書は、社会史と心性史というかたちで現われてきた匿名の教育史のための弁明書である。
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