有吉佐和子 著
私は川上のどことも知れぬところで誰とも知れぬ親に産んでもらった-けれども人間はいずれ生れて川に流されるものではないのか。どんな人でも多かれ少なかれ水に流されながら生きて行くのではないのか-。有田川の氾濫のたびに出自を失いながら、流れ着いた先で新たな生を掴み取る紀州女、千代の数寄な生涯。『紀ノ川』『日高川』に並ぶ、有吉文学における紀州三部作。
「BOOKデータベース」より
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